昨日、静岡市にて家族心理学・家族療法スクールを開催しました。
テーマは
「家族心理学の基礎、基本」
前半は、家族の基礎(定義、役割、進化など)
しずおかコミュニティ主催者、ビジネスコーチでもある白岩俊正さんの講義。
後半は、家族システム論について講座をさせていただきました。
・オルソンの円環モデル
・マレー・ボーエンの分化度
【参加者のご感想】(一部抜粋)
■いろいろな家族の形を知れてよかった。
やはり家族には役割があり、感情と知性の安定が大事だということが
いちばん印象に残った。
■自分の実家が良い方向に安定していければいいなと思った。
■今の時代、いろいろな形の家族があっていい、と知ることができた。
■いろいろな役割を持って生活し、家族でバランスを取りながら
成長していることに気がつきました。
■家族の形態に目を向け始めたのが、実家のことや自分の仕事に関わっていたことが
きっかけなのですが、面白いなぁと改めて感じています。
なかなか現実と向き合うのはしんどいし、難しいですよね。
でも、学ぶことで見え方が変わるし、必要な知識が得られるんだと思いました。
参加できて良かったです。
■自分の安定=家族や周囲へ良い影響になること。
他人軸でいることが多いので、ブレない自分づくりと整えることの大切さ。
など、皆さんメモを取りながら、熱心に聞いてくださった印象でした。
時代の変化により、家族の形も変わっていくのが自然の流れ。
ざっくり説明すると•••
昭和
・権力や上下関係で支配する時代(パワハラ、セクハラ)
・家族内の問題、もめごとは「恥ずかしいこと」として隠されてきた
平成
・暴力やDV、アルコール依存、ギャンブル依存、引きこもり、うつ、いじめなど
・「こんな状況、とても耐えられない!」
家族内で抱えきれなくなり、社会問題として表面化
令和
・様々なカミングアウトにより、家族の多様性が拡大
・個人の選択が尊重される時代へ
制度や形よりも、大切なことがある。
それは
「わたしは愛されている」という
愛情を感じられる個々の繋がり。
制度や形に、自分の人生を合わせる時代から
「自分はこういう生き方をしたい」という
主体的な人生を選び取る時代へと進化しています。
どんな関係性であっても
その根底に「安心感やぬくもり、温かさ」を感じられることが一番大切ですし、
いつの時代も、私たち人間はその温かさを求めている。
そんな「心の繋がり」を大事にしていきたいですね。
参加者4名、講師2名の計6名。
毎回、少人数開催なので
参加者のお話しをゆっくり聞かせていただくことができてよかったです。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
【次回 家族心理学スクール】
テーマ
・葛藤と対立のメカニズム
・トラウマと世代間の影響
日時 2月15日(土)13:30〜15:30
場所 グランシップ会議室907
(JR東静岡駅南口徒歩2分)
参加費 2000円
詳細・お申し込みはこちら
https://family-psychology.hp.peraichi.com/8
静岡市葵区 メンタルケア美幸 〜精神対話士がひらく小さな心理カウンセリングルーム